日和見感染が疑われる慢性炎症がひどい時は「もち性の穀物」を主食にすべき理由

澱粉はグルコースが直鎖状につながったアミロースと枝分かれしているアミロペクチンから構成されており,その構成比は植物種によって違うが,だいたいアミロースが20-25%である。ところがモチ性の澱粉には殆どアミロースが含まれていない。モチ米はアミロペクチンが 100%で アミロースが全く含まれていない。

モチ・サツマイモの育成 石川県農業短期大学農業資源研究所

日和見感染が疑われる慢性炎症がひどい時は「もち米」を常食に───と僕が言う理由。

もち性の穀物はアミロペクチン100%。
これは分岐鎖構造の多糖類やから、少し冷めてレジスタントスターチという消化しにくいでんぷんが増えた状態になると、小腸での吸収をめっちゃ免れる。

逆に、多くの穀物に2~3割は含まれるアミロースは直鎖構造で、小腸から吸収されて血糖値を上げて、免疫も下がるわ脂質代謝もうまくくいかないわ、炎症物質のエイコサノイドも増えるわ、踏んだり蹴ったり。

「もち性の穀物は消化にいいから太りやすい血糖値が上がりやすい」とか言われてるけど、半分ウソ。
温度や品種(産地)によっては真逆にもなる。

もっと言うと、もち性は100%でも、米・麦・もろこしなど穀物の種類によっても体への影響に個体差はある。この理由はまだわからんけど、おそらく交差抗原性やと踏んでる。

いずれにせよ、アミロースが含まれない、アミロペクチン100%かつ熱すぎないもち性の穀物を主食にしたほうが、炎症の悪化度合いは少ない。

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